直鞍地区障がい者基幹相談支援センター かのん

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平成30年度 第3回相談支援部会

2018-08-22

 

 

平成30年度 第3回相談支援部会   平成30年 8月21日(火) 開催

 

今回は、身体障がい研修として、「視覚障がい者への支援~歩行訓練士の視点から~」を

テーマに、一般社団法人ぱるむの伊東良輔氏にご講演いただきました。

伊東良輔氏は、歩行訓練士として視覚障がいの方への支援、権利擁護に関する活動等を

行われています。歩行訓練士は、全国にたった650人しかいないそうです。

 

はじめに、参加者が目を閉じた状態で、A4用紙を4つ折りにすることから始め、

4つの枠に自己紹介(名前、住んでいる地域、好きな動物、好きな食べ物)を書きました。

下の写真には、目を閉じて紙を折っている様子が写っています。

目を閉じての作業は、目からの情報が遮断されることで、どうなっているか分からず、

短い時間でしたが、かなり不安になりました。

目を開けると、思ったよりも字がしっかり書けている、枠におさまっている参加者が多く、

実際に体験することで、何もできなくなるのではなく、経験や感覚が残っていくことを

実感できました。

 

“視覚障がいリハビリテーション”とは、その人がそれまで培ってきた経験や保有視覚、

視覚以外の感覚、補助具の活用、社会サービスを利用する方法を知り、

「できにくくなったこと」を「できる」ようにしていくことを指しています。

視覚障がいリハビリテーションには、歩行訓練、日常生活訓練、コミュニケーション訓練、

職業訓練があります。その中でも視覚障がいの方の日常生活の支援には、日常生活用具や

補助具が関わってくるため、様々な用具等をご紹介いただきました。

最近では、i phoneやi padのアプリも駆使することで、さらに生活の幅が広がっており、

i padを使いながらご説明いただき、参加者から驚きと感心の声が挙がっていました。

 

また、非日常での支援について、2011年の東日本大震災での支援経験を踏まえ、

災害ソーシャルワークや災害時の課題等をお話しいただきました。

今月初旬の大雨では、遠賀川の決壊は免れましたが、障がいのある方が避難する際の

災害時(緊急時)の避難体制、支援体制が十分ではないことが、自立支援協議会でも挙がって

おり、今後も検討していくことになっています。

 

伊東先生には、権利擁護部会でもご講演いただきましたが、前回同様、多くのことを

学ばせていただき、非常に分かりやすく、とても良い機会になりました。

ありがとうございました。