2018-10-20
平成30年度 直鞍地区事業所ネットワーク会議 日時:平成30年10月15日(月) 開催
年1回開催されている、直鞍地区事業所ネットワーク会議が今年も開催されました。
今年は権利擁護に関する研修で 、『権利条約の時代の権利擁護を考える』がテーマです。
講師には、直鞍地区障がい者等地域自立支援協議会会長の小賀久氏をお招きし、
障がいのある人の権利条約や北欧での地域生活支援をベースにした、日常生活の中における
権利擁護についてお話しいただきました。
小賀先生は、デンマークでの地域生活支援の研究では、デンマークでノーマライゼーションの
実現には、民主主義を具体化するための社会システムを構築したことが大きく関係している
と言われていました。
障がいのある人が「住まい」「社会活動・交流の場」「学校や作業所、デイ、企業」の
3つの拠点で生活を送ることが、高い社会保障水準を形成したデンマークの豊かな生活に
繋がっているそうです。
グループワークでは、「ネットワークを張り協力関係を築くことは可能か」をテーマに
各グループで話し合いました。
今回の講演で、障がいのある人の権利について、それぞれの立場で自分が働く現場や
地域での生活を振り返ってみるとどうか考える機会になったのではないでしょうか。
直鞍地区には権利擁護部会もありますが、「権利擁護」の知識や見識について、今後さらに
深めていきたいと思います。
また、会議終了後に障がいサービス事業所による販売会も行われました。
就労支援部会Bグループの取り組みの一つである、就労継続支援B型や生活介護事業所で
作られている製作品や活動を知る機会になったと思います。
短い時間ではありましたが、色々な品物が並び、盛況な様子も見られ、楽しいひと時でした。